創作のミカタ Vol.1 | 『魅せるBLを描くための手足の絡み表現230』
創作・お役立ち 2017.06.09 17:33


男性同士の濃厚な絡みシーンは、まさしくBLならではのもの。
その中でも、本書は手や足の描き方に焦点を当て、BLイラストをより魅力的に見せるためのコツを伝授してくれます。
「自分の手をモデルにして描いてみたけど、男性っぽく描けない」
「そもそも手足の描き方に自信がない」
そんなお悩みを抱えている方、必見です!
まずは基本をじっくりと

はじめに目次を見てみましょう。
「ふれあう絡み」「かさなる絡み」「まじわる絡み」と気になるチャプターが並んでいますが、まずは「基本」から。
このチャプターでは、人体の基礎を各パーツごとにおさらいすることができるようになっています。
「基本」チャプターの後は、それぞれのシチュエーションについて《「チェックポイント」ページ→「バリエーション」ページ》という流れで構成されています。

こちらは「基本」チャプターの「手」のページ。爪の描き方や関節の動き方について、イラスト付きで解説されています。
基本の部分が丁寧に解説されているので、お絵描き初心者さんにも嬉しいですね。
ほかにも、「全身」「肩と腕」など、それぞれのパーツについて骨格のイラストなどと共に確認できます。
「攻めから見る」? 豊富な角度のカット
本書の特徴は、「挨拶」「スポーツ」といったシチュエーションごとにプロのイラストレーターさんのイラストが掲載されている点。
そして、そのイラストのキャラクターの手元や足元を様々な角度から見ることができるのです。

こちらは「接触」シチュエーションのチェックポイントページ。
キャラクターの手元を「受けから見る」「攻めから見る」という各キャラの視点からピックアップしています。
それぞれのカットについての簡単なポイントも掲載されており、練習の際に気を付けるべき箇所を分かりやすく教えてくれます。

こちらは「室内デート」シチュエーションの導入ページ。
ページをまたいで掲載されている大判BLイラストにはシチュエーションのストーリーも設定されていて、思わずにっこりしてしまう工夫が嬉しいですね!
また、バリエーションページでは、BLにおける様々な手足の絡みポーズがたっぷりと紹介されています。

「ケンカ」シチュエーションでは馬乗りになった際の足の描き方や蹴りを入れるモーションなどを解説。
本人たちは険悪な雰囲気ですが、睨み合う二人のイラストにもついつい癒されてしまいます。

こちらは壁ドンや床ドンといったシチュエーションにおける手足のバリエーション。
「相手の両手首を押し付け床ドン」などBLの王道なシーンが盛りだくさんです。
BLというジャンルに特化したポーズ集などはあまり多く出版されていないので、こうしてシチュエーションごとに手足の動きを参照できるのはとても便利!
「挨拶」「ケンカ」「室内デート」など各シチュエーションごとにイラストレーターさんのイラストを参照できるほか、豊富なバリエーションも身につけることができる本書。
BL創作初心者さんから中~上級者さんまで、それぞれに参考になるポーズや役立つページが見つかるのではないでしょうか。
気になった方はぜひお手に取ってみてください。